産後ヘルプは子育てのヘルプではない

 夕方、先月第二子の赤ちゃんが生まれた友達のお家に野菜と作った夕方つくったおかずを持参〜。
ついでにちょこっとお家でおしゃべり。

 赤ちゃんの授乳とげっぷをさせてもらった・・・!
 すげー懐かしいこの感じ。4年経つとだいぶ昔ですわ。。

 

「子どもと自分だけ」のときの部屋の空気と、他に誰かがいるときの部屋の空気って、軽くなる、違うよね〜と話してた。「産後ヘルプ」は、子育て経験がある人でなくてはとか、女の人でなくてはとか関係ないのだわ。

私が、2016年に我が子、さとちんを産んだ頃は、里帰りをしないで、社会資源と夫・友人・知人・親のソーシャルキャピタルに支えてもらう産後を過ごしたく、私が自分で家に呼んでいた(笑)産後ヘルプの人たちは、NPO関係の知人(男の人)もいれば、子育て経験とかない人もいた。

子育てをヘルプする人なのではなく、「外の風を運ぶ人」なのだよ産後ヘルプ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

産後ヘルプとは・・産後のお家に家族ではない人がお家に行くという取り組みで、市民活動やNPOで取り組んでいるところもある。お互い助け合うことを広めようというもの。

産後・特に産褥期は家族団らん、他人は入らないもの、他人は入っちゃいけない遠慮というものがあるのだけど、そうした思い込みによって、子育てをする人が孤立を深めていく。また、産褥期は身体をしっかり休める時期でもある。

 赤ちゃんが生まれ、赤ちゃんの顔を見に行く、ケーキを持っていくお客さんとしてではなく、ケーキよりもおにぎりを持っていくこと。

 上の子と遊んだり、一緒にご飯食べたり。洗い物、よかったらやるよーと言ってみたり(どこまでやるかは関係性による)ちょっと顔を出す感じの助け合い。

 そして、手が足りないことがあれば手助けをする。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 そして、友人には、夫さんが遅いときは保育園帰りのさとちん連れて、ついでに夜ご飯も一緒に食べよう〜と提案してみました。「いいよ、ありがたい!」というわけで、ますます楽しいご近所の関係。気合の入ったおもてなしではなく、レトルトあっためて食べるとか、そんな気楽なご飯でできるといいな。

 

こうやって言えるのも、突然行ったら迷惑かな?家に行ったら気を遣うかな?おかず持って行ったら気を遣うかな???というお互いの遠慮という壁をお互いがちょっとずつ超えているからなのと、お互いに「変な気をつかわない」ため。

 もらったからお返ししなくちゃとか、家がぐしゃぐしゃだから綺麗にしなくちゃとか、持っていくおかずは手作りしなくちゃとか、会う時は化粧しなくちゃとか・・・そう思われないように自分がハードルを下げる。あ、でも、なんでも助け合おう!それが美しい、正しいと押し付けるわけではなく、人にはそれぞれにパーソナルスペースや価値観、大切にしていることは違うから、それは嫌だな・・と思う人、思う気持ちも大切にしたいと思ってる。

 

「こういう関係って素敵」でも、どうしたらできるかなぁ。でも、最近はご近所の関係も希薄・・なんて言っているだけではなく、自分の中にある壁をちょっと超えて相手に聞いてみる、言ってみることでしか始まらないのだと思う。それが少しずつ社会を変えていくのではないかと思ってる。なので、どうしたらこういうことができるかなと思ったら、例えば子どもと過ごす休日、「今日は雨だから出かけるところに困ったな」と思ったら、雨だからうちに来ない?行ってもいい〜?って聞いてみたらいいと思う。以外と相手もそうした声がありがたかったりする。そういうところから少しずつ、始まると思う。