2021-01-01から1年間の記事一覧

野菜嫌いと子どもの意見表明権

子どもを産む前、よくある子育てや料理のテレビ番組で、「子どもの野菜嫌いを直すには?」とか、「こうしたら子どもは食べてくれます!」というような番組は、ぼーっと他人事として見ていた。〝自分でつくったら食べます、お野菜をかわいい形にしたら食べま…

【フリーライブラリアン活動記録】図書館と市民をつなぐ仲人

始まりは、「こんなことできるかな?」という相談 昨年度、地域で聴覚障害の子どもの支援のお仕事しているお友達から相談をいただいた。 「施設に置く本って団体貸し出しで借りられたりする??そして、その絵本を図書館司書さんに選書をお願いできたりする…

情報リテラシー教育は、ググる以外の手立てをもつこと

気になること、知らないことがあると、グーグル検索をする・・。 一つのざるの中に情報が放り込まれ、なんでもかんでもある状況。 そのとき、グーグルにしないで、どこを見るのか。 「ググる以外に何があるんだ?」って思う人もいるかもしれない。 たくさん…

子育て備忘録:子どもの遊びや学びの成果はちゃんとしてなくていい。

雨のお休み。 さとちん、何してあそぼっか。 この前やったように、段ボールを切って絵の具で塗る遊びをしよっか。 わーい、この前やったから準備も自分でやる。 子どものためにあれこれ用意しなくてもいい。 いつも同じこと、シンプルなことをひたすら繰り返…

子育てと中動態

あやとりがブームなさとちん、朝、4段ばしごを本を見て、私が教えながら挑戦。 「やったーできたーーーー!」 じゃあ、もう一回やってみる・・。 うーん、うまくいかない、もう一回やってみる、あれ?! あやとりの紐を扱うのは難しい。そして、私に八つ当…

近くを見るために遠くを見る。

そういえば、子どもが生まれてもうすぐ5年なんだけど、子育てについての本というのは、数えるほどしか読んでいないなぁと思った。 多分、1冊とかそんなレベルで三木成夫の「内臓とこころ」しか思い浮かばない。 「内臓とこころ」を読んだことで、子どもの発…

学ぶ・知る経験知を培う

先日、図書館関係者による新しい図書館(仮)の姿を考え、発信していくコミュニティ、図書館リ・デザイン会議に、文章を寄稿した。 library-redesign.main.jp こんな内容。自分で調べて、考えることは「コスパが悪い」。だから図書館にもアクセスしない。早…

「社会的な親」としての苦しさは、共同幻想だった。

子どもが生まれたのは4年前。1ヶ月の産褥期を終えて、赤ちゃんをベビーカーに搭載し、外の世界に出たとき、「ママ」って言われたときから、ああ、自分は「社会的な親」という存在になっていくんだなと思った。 子育てをしてきて、生物としての親であること(…