保育園父母の会 

昨日は、保育園父母の会主催、子育て講座の実施。
 子育て講座は、保育園父母の会改革の今年の柱。
保育園の父母の会は、保護者同士の交流、学び合いが理念なので、理念に沿って、交流、学び合いの機会を予算に入れようと昨年提案し、今年は予算に入って行うことになった。
 一昨年までは公立の保育園、その時の父母の会は、しゃんしゃんと前例のことが踏襲され、保護者に関与しない、負担をかけずに、子どもの活動にお金を使っていた。
一昨年に民間の法人に移管になって、父母の会も保護者主体で行う、保護者同士の交流、学び合い、保育園の中で保護者のナナメの関係をつくろうという感じにしてきた。
 そんな状況が見えているのは、役員を長くやっている奇特な数名(わたしと現会長補佐)だけで、他の保護者からすると、なんか突然子育て講座なるものが始まった・・という感じにも見える人もいるかなぁとか思う。
  そのためか、講座の募集をしてみたら、10人弱しか集まらない・・世帯数は80くらいなんだけど・・。たくさん集まっても遊戯室に人が入らない・・とか心配していたんだけど、そんな心配いらんかったわ!先生たちにも声をかけてもらって、参加者なんとか10人オーバーになった!
 
 笑いもあって、心が軽くなるようなお話
講師は近藤直子先生(日本福祉大学名誉教授)
印象に残ったフレーズ
・子どもの好き嫌いが出てくる、嫌い、いやいや!!!というのは嫌いを選んでいる
・子どもらしい=自分の好きなことだけをやるということ。
 元気に遊ぶ、どろんこになって遊ぶ、みんなで遊ぶ・・
 というこれが子どもらしいと大人が勝手に描くのは別に子どもらしいということではない。
そして最も印象に残って惹きつけられたのは、先生自身の半生のお話。自分が周りの子と違うことから、いつ死のうかと考えていた20代だったけど、発達障害の子どもたちの関わりやパートナーとの出会いで、生きていてもいいかなと思えるようになったというお話。そうした経験も子ども、人を観る眼差しをつくっているのだなぁと感じた。
一人でやらない、協働の形成を進める戦略
 あと1回あるんだが、講座を企画するといっても講師の顔が浮かばない・・・って感じなので、それなら呼びたい人いるけど、いいの?好きにやりますけどって感じで、この界隈で人気の人を呼ぶことにしたw
 戦略を練って、講師にお願いし、事前打ち合わせの機会を設けてもらい、やる気のある役員さんも一緒に連れて行こうかなと思う。
 大事なのは、気づきと学び合いとお客さんから、主体者にしていく過程をつくっていくこと。
 自ら集まってことを進める集団=市民活動やNPO
ではなく、集められちゃった集団の場の形成の方が学びが深い。