DAY2 システム・リーダーズ 実践コミュニティ システムとは機械とかルールのことじゃないよ

 

2回目に参加。
《システムとは何か》
 今まで色々考えを巡らせていたのは、システム思考だったのか・・
結局これは根本的な問題にはアプローチしてないんだよね・・とか、ほんとに困っていること、課題は別のところにあるとよく思っていたが、それは「システム思考」的に捉えていたんだなと思うが、すでになんとなく思っていたところに考えるフレームがインストールされたみたいな気分。
システム
=機械・わたしにはどうしようもないルール、コントロールするもの
って一般的なイメージがある。
そうではなくて、「何かと何かが影響し合っていること」
例えば・・脳と身体、生態系、場や関係性、身体、色
▶︎単純な原因・結果を超えた動きが起きる
▶︎時間の遅れを伴う(表にあらわれるできごとは遅れてやってくる・・みたいな)
▶︎誰もコントロールしていない 構造が挙動を決める
あるあるな話はたくさん転がっていて、例えば、職員が定着しない、すぐやめちゃうんだよねっていう表に見えていることへの、対策はほんとにそれでいいのかということ。
いくつかの要素が絡まり合って、「職員が定着しない」というぼやきになっているが、「いくつかの要素」を見る暇はなく、定着しないことに対しての打ち手を次々としてしまう対症療法。
対症療法はダメだ!全体を見ねば!というのは真っ当な声にも思えるが、本当に全体を見えているか、それは誰にもわからない。
全知全能ではない、謙虚さが大事。
《自責と他責を超えてシステムを見る眼を育む》
週末一人会議でシステム思考的に1週間あったできごとから振り返る・・というのを教えてもらってやっていたんだが、よかったことは振り返りたいが、よかったことの振り返りやったあとに、よくなかったことの振り返りが超嫌で気が進まなかった。
福ちゃんが、「自責と他責を超えてシステムを見る眼を育む」といっていて、超嫌だったのは、深い部分で自責していたからだーーーーと気づいた・・。
《根本の問題に直面したいわけではない場合もある》
参加して、自分が関わる現場で思い出したこと。
対症療法でいい時もある、根本問題に向き合うのが良い訳ではない時もある。
福祉の現場での相談は、相手のお話を聴いて真に困っている、願っていることを聴いて見えるようにしていくことだが、そうした点でシステム思考的には捉えている。それをそのまま相談者に伝えるとは限らないけど。根本の問題はこれですよね・・って思っても、そこに直面することを望んでないこともある。
また、一緒に働くスタッフやボランティアさんとのお話でも、「いや、多分そこじゃないな」と思うことはある。でも、表層に見えていることに対して話を聴いてほしい、何か対策をしてほしいという場合もあり、そこに応えることが安心であり、信頼を得ることであることもある。
自組織のお悩みでワークして、こうやって自組織の問題は分析していったらいいな、こうやって誰かと話せたらいいなと思ったが、これをこのまま「組織の中でこれがシステム思考だドヤ!!」とかってやっても絶対うまくいかないですよねーwww
私は、真の問題に関わっていきたいと思っているんだが、見えるようにして、向き合うことを一緒にできる人が組織内に増えるといいなぁ。
この方法がいい、解決できると「エゴ」い人になるのではなくて、人と人の関係のベース、真に願っていることを話せる関係、安心できる、暖かい場をつくる。それを実際に体験しながら学べるような場だったなぁ。