そして旅はつづくよ システムリーダーズ実践コミュニティ 振り返り

10月から参加していたシステム・リーダーズ実践コミュニティの最終回でした。
「学習する組織」よく聞くけどなんだっけなぁ・・・くらいの認識で、豊田さんにいいよ!と言われ、参加することを決めたのが夏頃。
開始は10月だったんだが、図らずも、その直前に、ささしまサポートセンターの方で、ある日突然管理職になった。目の前には焼け野原、ぺんぺんぐさも生えてなく、断崖絶壁に立たされたような気分であった。リアルに何度も一人で泣いていた。
どうあるか、どう捉えるか、どう仲間を見つけていくか、誰と何を分かち合うか、観察するか、伝えるかということ、その考えの拠り所、世界を見る物差しが、「システム思考」の色々な考え方やツールだった。自分の中に携えて実践する、もう毎日がシステムリーダー実践の場。風土やシステムの変化は副産物であり、起こそうと思って起こすものではない。副産物になる変化は少しずつ起きていて、それをまた一緒に働くメンバーと分かち合う。話を聴いて、自分が話して、何かしてを繰り返す。その経過の中で、一緒に事業の種を蒔いて、育てるメンバーができたり、私のことを脅威だと思っていた人の在り方が少し変わってきて、一緒に植樹して畑耕す人がチームの外と中、組織の外と中に現れたなぁと、今は思うが、それは自分の一歩があったからでもある。
システム思考を本で読んだだけでは起きなかった変化かもしれないと思う。本(知)+コミュニティ+経験の中で学びが起きる。「コミュニティ」があることで、向かっていく勇気をもらうことになり、実践しながら実感した。
 
◆4ヶ月の学びはどういうものだったか。
一言で表現するなら、「内省」「学び」とは何かということを学んだ時間だった。
学ぶことは強くなるため、かしこくなるため、力をもつため、優位に立つためにあるのではない。ただ、ありのままの自分でいるため、世界を楽しく生きる自分のためにあるのが「学ぶ」ことである。
 日々、自分と誰か、誰かと誰かが集まる組織の間に起きていることを観て、何か行動する。
その連続の中に「学ぶ」ことがある。仕事、暮らし、子育て、全てにおいて。
観るための色々な方法は教えてもらい、日常の中で実践した。方法をつかって物事を見るのは自分で、自分に物理的にも心理的にもスペースがないとできない。わかっちゃいるけど、忙しくなれば、わかっていることは見たくなくなる。
 
 ここで学んだ、自分を観る・他者・世界を観る「内省」。これって、わたし、今までずっと日常的にやっていたことではないか?と思った。「本」を媒介していつもやっていたことだった。内省には「他者」の存在が必要であるが、私にとっての「他者」とは、「本の著者」も他者。一人で本を読んでいる時間は、他者とお話しし、自分を照らして、何か頭がすっきりした気持ちになったり、自分の中にある願いややりたいことを見つけることをしている。
「学習する組織」は実は読まずに終わったのだが・・多分読むことは、ピーター・センゲさんとお話ししているような気分になるんじゃないかと思う。
 
自分の中にある経験や記憶と、本。自分の体外の記憶装置である図書館という空間や図書館で出会う本。それらと学習する組織とか、システム思考についてはもっと関連づけて考えられるなーーーと思って、私の探求の場所は仕事でもあるが、やっぱり「図書館」なんだよね!!と思う。
また春から始まるんだけど、ぜひ、図書館の人、受けると、図書館や本について、思ってもみない世界が見えるかもしれないからオススメしたい。