情報リテラシー教育は、ググる以外の手立てをもつこと

 
気になること、知らないことがあると、グーグル検索をする・・。
一つのざるの中に情報が放り込まれ、なんでもかんでもある状況。
そのとき、グーグルにしないで、どこを見るのか。
 
ググる以外に何があるんだ?」って思う人もいるかもしれない。
たくさんの手立てをもっている人、持っていない人いろいろ。
 
論文検索できるCiNii。連想検索ができるウェブキャットとか。ウィキペディアとか、カーリルとか、どこそこのデジタルアーカイブとか。その中の一つに愛知県図書館の電子書籍もあるよなぁと思う。
でも、「こんなのあんなのもあるよ」と、こうした情報提供も消費される情報になってしまう。
「実際にポチって」みようって思うかどうか。
自分がつくってきた習慣・日常というものはなかなか変わらないものなのだ・・。
 
今読んでいる本から始まる世界 電子書籍の遊び方
愛知県図書館の電子書籍は、5500冊登録されており、学術書中心に入っているということ。
私はというと、電子書籍にさほど興味はなく「本は紙!!」派で、アナログ派。
でも、使ってみようと思ったのは、「学術書や参考図書」中心であるということからだった。
 
私がどんなふうに、愛知県図書館の電子書籍と関わっているかを紹介。
現在読んでいる「よくわかる公的扶助論」を読みながら検索をしているととても楽しい。
ジャンル横断で本が出てくる。
 
憲法25条」と入れると・・法律や人文社会の本が多いだろうなと思ったら、芸術の本も出てくる。そして、どこに記述されているのか全文検索される。
美術・芸術から「スウェーデンアール・ブリュット発掘」
社会科学「精神障害と人権」「住まいと仕事の地理学」
自然科学「3.11心の災害」
 
電子書籍で読書するのは苦手だから・・と食わず嫌いだったけど、自分の知の世界広げる、次の本を探すためのものとして関わっている。関わり方は色々。そのバリエーションが共有され、誰かの中で、日常化されていくにはどうしたらいいだろうと、いつも考えている。